事業概要

愛知県名古屋市に本社を置く世界最大級の特殊鋼専業メーカー、 大同特殊鋼株式会社のグループ中核商社。
「鉄鋼」 「素形材」 「原料」 「機械」 「磁材」 の5営業部体制で、 国内外にビジネスを展開。
1946年設立。

御社は、特殊鋼の専門商社として、ものづくりを支える原料、資材関連の調達、機械設備導入の支援および製品の販売を通して、さまざまな産業分野の発展と社会生活を支えています。

特殊鋼はニッケルやクロムなど特殊な元素を添加したり、成分を調整したもので、耐熱性、耐食性に優れ、普通鋼では耐えられない厳しい環境下で使われます。自動車、産業機械をはじめ、航空機、船舶、IT関連などにも。

大同特殊鋼の製品は、各種エンジン部品、ベアリング類、半導体部品、ステンレス製品などにも使われています。

また、弊社は「人と人との繋りを大切にし、社会に貢献する企業」を掲げ、事業を通じて、社会課題にも取り組んでいます。2030年に大同グループ全体でCO2排出量を13年対比で半減させる目標に向かって進んでいます。

耐熱性、耐食性に優れ、普通鋼では耐えられない厳しい環境下で使われる特殊鋼
取り扱う特殊鋼は航空機用などにも使われている

協会入会のきっかけは何ですか?

最初にも説明しましたが、大同特殊鋼の主力は自動車向けの部品で、特にエンジン部品や変速機、足回りに使われる鋼材が多いです。

脱炭素化に向けて電気自動車(EV)の普及が進む中で、そうした部品は少なくなっていくことが予想されます。

今後、2030年、2050年という将来を見据えた際、得意分野を伸ばすと同時に、新分野への挑戦が求められます。従来の取引先からの情報収集をきっかけに見出していきたいと考えております。

そんな中、私たちは可能性の一つとしてリサイクルに注目しました。大同特殊鋼は、鉄スクラップを電気で溶かし、お客様の要求された成分、寸法、機械的性質、組織などの鋼材を作ることから始めた会社でもあり、現在も取扱っています。

各産業などで発生する端材などを上手く利用して、金属業界や私たち鉄鋼業界に売れないかと考えました。情報を集める中で、佐久本式太陽光パネル熱分解装置と出会い、協会へ入会しました。私たちのお客様が太陽光パネルのリサイクルに強い興味を持っていること、グループの強みを伸ばせると思ったことも理由です。

協会に対してどような面で協力できると考えていますか?

特殊鋼に求められるものは、これを使っておけば間違いないという高信頼性と、新規性。グループが培ってきた技術と経験で協力できると思います。商社の「技術と技術をつなぐ、人と人をつなぐ」という強みも生かせればうれしいです。

また、弊社は新しいエネルギー源についての検討も進めています。しっかりと情報を共有できればと思います。

協会に期待すること、希望することは何ですか?

異分野へ挑戦する弊社に、今後も産学民126団体が加盟する協会ならではの情報提供で伴走していただきたいです。また、事業参入するには運送コストの削減なども課題で、スケールメリットを活用できればと期待します。

弊社は商社という立場で特殊鋼、そして太陽光パネルに関わり、人と人とのつながりを大切に、持続可能な社会の実現に貢献していきたいです。


大同興行株式会社 様のHP

https://www.daidokogyo.co.jp/